日本人は どの国の人とも異なる 脳の働きをしていると、医学博士の角田忠信先生が 著書「右脳と左脳」の本に語っておられます。
西洋人等の能は ロゴス的思考とパトス的・自然的思考を 左脳と右脳とにわけて働かせているが、日本人は この両者を 左脳ですべて働かせていると。
角田博士は 「日本人は 人と話をしているときでも コオロギの音にハット気がつく。いいなあとか秋を感じたりする 三味線や小川のせせらぎの音・波の音 風・雨の音を 同じように感じる。」
しかし 西洋人は 人と話しながら 気がつくことはまずない。 秋の虫の音がわからない。向こうの文化にあまり出てこない。むしろ虫は害虫として 「モスキ ート(蚊)・ビー(蜂)。フライ(蝿)としての意識が強い。」と話しておられる。
だからアメリカの娯楽映画が良い例で、虫が巨大になって 人に襲いかかるとか そのような発想になるわけです。
この本を読まれた 湯川博士が
いままで西洋人と頭の構造が同じだと思って, 頭の善し悪しをきめていたいたようだ。 日本人の頭に適した学問を作れば、より素晴らしい創造的な仕事ができる。」と話しておられる。
満月の話で, 日本では 兎の餅つきとか 縁起の良いものとして 捉えるが, 西洋では 満月にオオカミが吠えるとか 不吉なものとして捉えている。
西洋人は 満月の素晴らしさ 自然の素晴らしさを ネガティブ(マイナス的)に とらえてしまう。
雲を 日本では 瑞雲とか慶雲とか めでたい捉え方をするが、フランスなどは雲といえば これから雨が降るとか これから嵐が起る前ぶれとして ネガティブに捉える。
* 本来 日本人はプラス思考的
* 西洋人はマイナス思考的